覇王会員解説公開
あくまで一部。調教解説/レース後解説は別ページ。
高松宮記念解説
スタートして直後に下り坂、続いて緩い上り坂のある500メートル程度の直線を経て、
最初のコーナー残り600付近で今度はかなり緩い下り。残り400で残り200までは
更に下り坂が続き、残りのゴールまでは上り坂。中京小回りの平坦とは言っても、実際
は楽なイメージとは掛け離れたタフなコースである事がお分かり頂けるかと存じます。
しかも今年は、1月に既に3週間の1回目開催を終了し、2回開催目の最終週での施行。
現に芝の傷みが進行し、時計がやや掛っています。土曜日の傾向は必見。
前半600メートルを34秒を切るレベルの高いレースになれば、とにかく中段待機の差し馬
の台頭警戒が当然。最後方で脚をタメて差し切るタイプは余程の実力馬で無い限り、
展開に左右されますから堅実な軸には向きません。逃げ馬も前半の直線が案外長く、
速いペースになり易いため、こちらも展開的に厳しいレースが強いられるケースが多い
ため軸馬タイプではありません。
スプリンターズSに見られるスプリント戦に特化した馬が勝ち負けするのに
対して、この宮記念がマイル以上を主戦にしていながら路線を変更した馬がいきなり好走する事
を見ても、このタフなコース形態が影響しているものと考えています。
メンバーは横の比較がし易い構成ですが、あのレースで勝ったから、このレースで負けたから
という単純比較は厳禁。特殊なコース形態が舞台で、しかも本来順調であればスリープレス一頭
抜けているのだから、紛れが起るレースと決め付けてもいいほど力関係の比較は複雑です。
但し、申し上げているように、位置取りである程度目処が付きますから、好位から差し馬を中心に
馬券検討。土曜日の芝のレースは内ラチをピッタリ周ってきた先向が優勢顕著も、クラスなり馬の
レベルが違いすぎますから、GTのここは前だけ狙っていれば良いというものではありません。
現時点2番人気のファリダットはこの宮記念の傾向としては見逃せません。1200では京阪二着がありますが、
これはジョッキーが後に、次走金杯のローテを考慮して乗ったとコメントしていますし、それでも2着に来れる
ならいう事はありません。ただ、この4歳世代がディープスカイ以外古馬戦の成績が低調ですし、この枠でも
インを器用に突いて来れるタイプではありませんから軸には押せない。
軸はスリープレスしか考えられません。調教解説でも述べていますが、稽古時計が出るのは当たり前です。
馬は前発表の場体重が492キロですから、休養明けでもキッチリ仕上げてきたのか、馬が細くなっているのか
判然としませんが、トモの肉付きが物足りなく見えるのだから、まだ万全では無いでしょう。ただし、これまでの
解説で再三申し上げてきたように、この馬はスローペースだろうが、ハイペースだろうが全く捉われずに結果を
残してきました。他馬とは全く示してきたパフォーマンスが違い過ぎます。8分の仕上がりとしてもこの馬を消す馬
券はまともには買えません。他に好位置でペースに左右されない確固たるレース可能な馬は不在。混戦に見え
ますが、寧ろオッズが下がっているだけありがたい。
好位置・差し馬を相手に選びたいレースですが、外枠のジョイフルでは直線までハナを維持できませんから、ローレル
が途中から替わる場合、案外ペースが落ち着く可能性を否定できません。従って、とにかく土曜日の馬場傾向を考え
れば、巧くインをロス無くレース運び可能な立ち回りの巧い馬。 ビービーガルダンは先行馬ですが、内にローレルゲレ
イロが入っていますから、外からこれを見ながら競馬を進める時、結果として位置取りがドンピシャになる事を期待。
外枠ですがテンのスピードが違いますから自らペースを作れる競馬ならいう事はありませんが、例えペースが速くても
粘り込めるローレル。
前走こそ大敗していますが、控える競馬可能なウエスタンダンサー。枠もここなら出たなりで丁寧にコーナーを周れます
し、好枠を生かして脚をためて内から抜け出すなら狙って面白い穴です。またサンデーの直仔のソルジャーズソング。
この2頭は3連単では外せません。混戦なので、穴らしい穴を見つけるのも苦労しますが、連の相手に据えました。
ドラゴンファングも枠が気になりますが、内にもぐりこめた時に見せ場以上を期待。
キンシャサは調教解説で追って述べてきたように、ブリンカーを付けても馬の気が無さ過ぎます。昨年の出来には到底
及ばない。ペースと展開に恵まれた2戦連勝のアーバニティも上積も見込めませんから切り捨てていますが、
これらに点数を割くなら、小額で買える人気薄に回したいのです。